ギックリ腰(急性腰痛症)
更新日:2021年1月8日

カイロプラクティックは予防医学です。いざ痛みで動けなくなってから利用することは最適とは言えません。日頃からサブラクセーションの無い背骨の状態を保つことをお勧めします。
■最善の方法
病院で診断してもらうとギックリ腰は急性期に別けられますが、当オフィスを利用される方を見ている中では大半が普段から腰の痛みを感じている様です。つまり、慢性腰痛の「ほったらかし」を見逃さないことがギックリ腰を起こさない最善策と言えます。
尚、以下の対処法は結果的に症状を悪化させる恐れがあるのでご注意下さい。
湿布
塗り薬
鎮痛剤
マッサージ
牽引法
痛みの発生箇所はほとんどの場合腸腰筋で起きています。組織の機能低下から循環障害が起きており患部を触ると固く、激しい圧痛が確認できます。
この筋肉は深層にあり解剖学的な知識がないと表から触ることが難しく、例え触れたとしても弛緩させることは出来ません。何故なら、こうした筋緊張も兆候のひとつに過ぎないからです。
■真の原因
悪い姿勢
精神的トラウマ
環境因子:菌、ウイルス、アレルゲン
事故(外圧)
遺伝
上記に挙げた項目は腰痛の原因として挙げられることの多い物ですが、どれも真実ではありません。同じ状況下に居ても皆腰痛にはらないのがその理由です。項目はすべてストレスとして身体に影響を及ぼす物であることに間違いありません。しかし、“悪影響”に至るには体内の異常が条件です。
■治るを邪魔しない
ギックリ腰になると、脚の踏ん張りが利かなくなったり、くしゃみが出来なかったり、排便が困難だったりなどそれ以外の症状も表れます。これは、症状の進行を防ぎ体を元に戻そうとする防御システムの働きです。感の良い方ならこのシステムを鎮痛剤で回避したり、固くなった筋肉をマッサージすることが有効でないことに察しがつくでしょう。
体はストレスを受けたその瞬間から適応するために変化します。自動車が悪路を走っても車内が快適なのはサスペンションによって凸凹が吸収されるからです。同様に、サブラクセーションによる神経回路の異常はストレスに対して体が柔軟に変化すること抑制します。その結果、元に戻ろうとする機能は低下し症状の慢性化を招きます。