福岡市 カイロってなんだ⁈~イネイト・インテリジェンス~

最終更新: 2019年10月22日


ヒトには、常に体の環境を快適な一定した状態に維持する機構が備わっている。これは生体の恒常性維持システムと呼ばれ、血圧や血糖値を一定の範囲内に保ち、気道の粘膜は一定の粘度の粘液で潤い、胃の中は胃酸により一定のPHに保たれている。病気とはすなわちそれらの破綻した状態であると言えます。各々の破綻は、例えば高血圧、糖尿病、感冒、胃炎(潰瘍)といった病気で診断名を付けられます。


この生体の本質的なシステムともいえるこの恒常性の維持は、免疫系や内分泌系、精神神経系が一体となり担っています。また、一度この恒常性が破綻し、病気になった場合であっても、それはシステムによって修復されます。これを“イネイト・インテリジェンス”と呼びます。車や時計などの人工物が壊れてしまった場合、手を加えて修理しなくては直りませんが、体は普通自分の力で治っていくものです。ですから、多くの病気が医療の力を借りなくても自然に治る。かぜをひいても、膀胱炎になっても多くの場合、自然に治ります。


良く解る例として、腕に傷をおった場合などは、そのイネイト・インテリジェンスにより治る過程を経過を追って目の前で観察することが出来る。当たり前の様に行われるこの過程も恒常性維持システムが担っているのです。


免疫系、内分泌系、精神神経系は、以前から間脳、下垂体、副腎を軸としてお互いに影響し合っていることは知られていました。最近の知見によると、神経細胞が分泌する神経伝達物質、内分泌細胞が分泌するホルモン、免疫細胞が分泌するサイトカインはお互い共通した蛋白質分子(ペプチド)であり、その受容体も共通していることが明らかになっています。つまり、ひとつの恒常性と言うシステムの中で3者が相互に繋がり、影響し合い健康を維持していることが医学的に裏付けられたわけです。


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