スポーツ選手にカイロを勧める理由
更新日:2021年1月8日

今や体のバランスを保つ重要性は誰しもが知っている。例えば、不摂生な食生活でお腹が凸ると反り腰や肩甲骨の丸まりが強くなり背中や腰に負担が掛かりますし、ハイヒールばかり履くと足底のアーチ形状が崩れて外反母趾になり、骨盤も歪む、頭痛にもなる。などです。
スポーツ選手ともなりますと、体を使うスペシャリストですから我々一般人とは異なり、「使ってなくて調子が悪くなる。」なんてことはないんですが、逆に我々では考えられないようなケガや繊細な体のセンサーの狂いなんて物に気が付きやすいものです。その性でパフォーマンスが伸びないなんてことも起こる。
カイロプラクティックでは骨格の安定を図るため四肢矯正法をすることがあります。これはあくまでも補助的なもので効果は一時的です。ただ、面白い事に脊柱の歪みが無くなるにつれて必要なくなって行くんです。
駒の原理
少し話を戻して、バランスの話をしましょう。
「駒」は高速回転で中心軸が保たれている時は横ブレも無く外からの衝撃にも大変強いものです。さらに、左右対象で、重心が限りなく中心にあることが良い回転の要素と言えるでしょう。
駒の原理は、力を分散させず、効率的な体の状態を作ることの参考になるかと思います。そこで脊柱の柔軟性が重要になってくるのですが、脊柱に歪みが在ると下図の様に頭の重みの方向性が変わってしまう...

つまり、重心がズレてしまうわけです。すると、全身の筋肉の緊張にバラつき起きてクセが出来ますから無理・無駄が出る。効率的に運動が出来ないと言う事になるわけなんです。先程話しました「脊柱の歪みが無くなると四肢の矯正が要らなくなる。」って話はここに繋がるわけです。脊柱の歪み=中心軸の崩れ ですから最終的に手足の関節にシワ寄せが行くと言う仕組みです。
ご理解いただけたでしょうか。