低脊髄液減少症
更新日:2021年1月8日

先日、女優の米倉涼子さんが公表したことで話題となった「低脊髄液減少症」。

脊髄とそれを覆う膜との間を流れる“脳脊髄液”が何らかの原因で外に漏れ出し、クモ膜下腔の圧力が下がり様々な自律神経障害が表れる。下記が代表的な症状である。
頚部痛
疲れやすい
めまい
吐き気
耳鳴り
うつ
病院での治療法は、慢性的な場合ブラッドパッチと呼ばれる血液で穴に蓋をする治療法が一般的なようである。
サブラクセーションでも起こる
脳脊髄液は脳と脊髄を循環して酸素や栄養の吸収、老廃物の排泄を行う第3の体液だ。
血液が流れなければ二酸化炭素と酸素の入れ替えは出来ないし、リンパ液が流れなければ自己防衛の能力が著しく低下する。
サブラクセーションによる脊柱の神経阻害はクモ膜腔を狭窄して脳脊髄液の循環を悪くし、上記に挙げたのと同様の症状を呈する可能性がある。