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医者の知らない脊髄の病

更新日:2021年3月11日


医者の知らない脊髄の病


「サブラクセーション」と言う“現象”をご存じでしょうか。

カイロプラクティック院を利用されたことがある方は、「そう言えば先生がそんなことを言っていたかも?」と記憶にあるかもしれませんが、施術中の時間的制約から、なかなか掘り下げて説明ができず、利用者にケアの目的が伝わらないこともあります。ここでの説明も十分とは言えませんが、ご一読頂き、質問などあればお聞かせ下さい。

基礎知識

脊椎サブラクセーション(以下サブ)はカイロプラクティック(以下カイロ)以外でも使われる医学用語であり一般的には亜脱臼を指します。カイロでは、亜脱臼に神経障害が伴ったものをサブと呼びます。


ヒトの体は全身に神経がはりめぐらされています。神経は、中枢神経(脳と脊髄)と末梢神経(中枢からの命令を全身に伝える)とに別れています。事故により脊髄を損傷すると、損傷した神経よりも下が全く機能しなくなります。体を動かすこともできなければ、何かに触れた感触も無くなるのです。対して、サブは末梢を損傷している状態です。中枢との違いは、機能を落とす標的が限定的と言うことと再生が可能と言うことです。


サブはなぜ起きる?

サブの発生システムはまだ解明されていないことがありますが、通説として3つのストレス因子が原因と言われています。

  • 肉体的ストレス:事故やケガなどの外傷

  • 科学的ストレス:食品や化学薬品などの毒素

  • 精神的ストレス:強いプレッシャーより筋肉が硬直。


具体的なケアの方法

カイロ・ケアでは「矯正」を行います。言葉の響きから、また、関節音が鳴ったりすることからとても力強いイメージが抜けず抵抗を持たれて利用をためらう方も多いのではないでしょうか。しかし、本来は“適切にする”と言う意味のアジャストメントが適当で、関節を動かすことが目的ではなく、塞がった神経の通り道(椎間孔)を戻して中枢からの命令を末梢に届くようにすることが目的です。


神経障害を生むほどの関節のズレは椎間板が潰れています。程度は放って置いた期間によって段階的です。筋組織(筋肉)だけを取り上げて紹介すると、痛み→しびれ→麻痺 の順番で重症化していきます。ケアでは椎間板の形・厚み・強度を元に戻すことを目的としてアジャストメントの間隔や回数が決まります。そして、利用者の主観(実感)と検査によって回復度合いを評価します。


背骨の健康とリンクする心身の健康

サブの影響は肉体面に限ったことではありません。先に述べた様に、サブによって末梢神経が損傷を受けると、そこから先の体の機能は低下します。末梢神経には、運動や感覚に関わる神経と生命活動(心拍・呼吸・体温・消化・吸収・排泄など)を維持する神経(自律神経系)も付随していています。つまり、精神的ストレスがサブを作る反面、サブにより自律神経系が侵されて精神的不安定になると言う相互関係があるのです。

 

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